11月定例 熟年スローハイキング 低山賛歌(2017.11.19)

場所 久慈男体山 654m
エリア 関東
日程 2017/11/19 〜 2017/11/19
コースタイム

事務所 06:00 ~ 滝倉登山口 09:30 ~ 男体山 11:30 ~ 月居山 15:15 ~ 袋田の滝 16:30 ~ 事務所 20:00

コース状況

郡山は冬型の思わしくない天候との予報だったが、奥久慈はこの時期北関東特有の快晴の空となった。
男体山は滝倉から見ると「天空の城ラピュタ」のように見えるよとHさんが言っていたけど、まさに紺碧の空をバックに、空に浮かぶとまではいかないが紅葉の木々をまとった圧巻の岩山だった。
滝倉からの登山道は健脚コースと一般コースとがあるが、熟年とはいっても山岳会のメンバー、迷わず健脚コースを登ることにする。
倒木の多い急な杉林を登りひたすら急登が続く。いったん平らな尾根に出るが間もなく核心部の鎖場へ。山頂下の東屋まで険しい鎖場が続きヒーヒー言いながらもさすが郡山労山の熟年猛者たち、おしゃべりをしながらけっこう楽しんで登った。東屋のある休息所からは山頂は直ぐだった。
山頂は、低山ながら阿武隈の山々から遠くは富士山、北関東の山々まで一望できるすばらしいところだった。天気に誘われたのか登山者も多くそこそこにぎわっていた。
月居山までの尾根道は、標高600メートルぐらいなのにアップダウンの連続。ちいさな谷を越えたり、ロープが施されている急な場所が何ヶ所もある長い尾根だったが、紅葉したカエデがちょうど見ごろ。ところどころ落葉に埋もれた山道に枯葉を踏む音を響かせながら、きれいな場所に出ると歓声をあげて足を止める。紅葉のトンネルに入ると足元よりも上を眺めながらで、首が痛くなるくらいだった。
月居山山頂は月居城跡となっていて、広々としてまさに建物が建っていたなと思わせるところだったが、それ以上に紅葉が見事で、まるで古都の紅葉の庭園にいるような雰囲気になり、お茶を一服たてたくなるようだった。
男体山は、阿武隈の山としては数少ない縦走登山が楽しめる山。今回は7名の参加者で少なかったが、子供心の冒険心をくすぐられるような楽しい山行だった。

ギャラリー
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